保育室を感染の危険度で分類してみる 医療現場から学ぶコロナ対策2



医療現場における感染症対策の基本として、病原体によって汚染されている区域(汚染区域)と汚染されていない区域(清潔区域)を区分けする「ゾーニング」という考え方があります。保育現場でも応用できる考え方となりますので、感染拡大を防止するために実践していきましょう。




目次

1、保育室をゾーニングをすることのメリット
2、保育室ゾーニングのステップ
まとめ





1、保育室をゾーニングをすることのメリット


ゾーニングを保育現場へ応用すると、どうなるでしょうか。

保育園においてゾーニングを行うと、コロナのいる可能性の高さで保育室を分類することができます。危険度がひと目でわかるようになりますので、その危険性に応じて、各保育室に入退室するときに必要な行動(手指消毒、マスク着用など)を定めることができます。







ゾーニングの概要や医療現場における感染症対策の基本については、別の記事『医療現場から学ぶコロナ対策1 未知の病気を予防するために必要な基本的な考え方で詳しく解説していますので、合わせてご一読ください。




2、保育室ゾーニングのステップ


それでは、一緒に保育室のゾーニングを行っていきましょう。

色分けできるように、赤、黄色、緑の色鉛筆やカラーペンがあると便利です。






まず、あなたの保育園の間取りを紙に書いてみてください。間取りがかけたら、保育室をそれぞれ感染する可能性の高さ(コロナがいる可能性の高さ)から分類します。


保育園には患者という明確なコロナウイルスを持つ人はいませんので、今回は、不特定多数の人が訪れることを、感染する可能性が高い、と仮定して進めていきます。


それぞれの保育室をレッドゾーン 、イエローゾーン 、グリーンゾーン に分けてみましょう。


ここでは、

(1)レッドゾーン

不特定多数の人が訪れるエリア


(2)イエローゾーン

園内の保育園関係者のみが入れるエリア


(3)グリーンゾーン

限定された保育士のみが入れるエリア


と設定しています。


皆さんの保育園の状況に合わせて、それぞれのゾーンの考え方は変えてもらっても構いません。


例えば、イエローゾーンを保育園の取引関係者が入れるエリア、グリーンゾーンを園内の保育園関係者のみが入れるエリアと設定するなども考えられますね。


色分けの具体的なイメージは図を参考にしてください。






さて、色分けが終わったのでその危険性に応じて、各保育室に入退室するときに必要な行動(手指消毒、マスク着用など)を決めていきましょう。


ここではわかりやすいように、アイコンを用いて、マスク、手指消毒、サーキュレーター、空気清浄機、体温計、加湿器を示しています。







具体的な保育室のゾーニングの例を出しました。これを参考にしながら、エリアを移動するときの感染症の予防・対策の行動を考えていきましょう。






レッドゾーンから、イエローゾーンへ移動するとき、イエローゾーンからグリーンゾーンに移動するとき、またはその逆もあります。その時に、どのような予防や対策が必要になるでしょうか?


ご自身の保育園で、行いたい、行うべき感染症対策を図に書き込んでいってください。

その時に、なぜ、その対策を行うのかも一緒に説明できるようにしましょう。


例えば、ここでは、


(1)レッドゾーン 、不特定多数の人が訪れるエリアから、(2)イエローゾーン 、園内の保育園関係者のみが入れるエリアに移動する前には、マスクを着用していること、手指消毒を行うこと、体温計で体温を計測すること、を条件としています。感染の可能性がある人を保育園内に入れる前に選別を行うためです。


また、イエローゾーンである、調理室やトイレなどでも手指消毒ができるようにし、職員が集まる事務室には空気清浄機を設置しています。


(3)グリーンゾーンの入退室時にも手指消毒を行い、さらに換気のためのサーキュレーターと湿度を下げないための加湿器を置いています。


このようにして、皆さんの保育園の毎日の保育活動を具体的にイメージしながらゾーニングを行っていってください。




まとめ

ゾーニングを行うことで、コロナのいる可能性の高さで保育室を分類できます。さらに、誰もが保育室の危険度を理解でき、危険度に応じて感染症対策の行動を定めることができます。







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